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こんにちは。スタッフの伊藤です。
暑くなるこの時期はトレイルでよくアオダイショウを見かけるようになりました。夏に向けて動物たちも活発ですね。蛇は体をくねくねさせて進みますが、人は体をくねくねさせては早く走れません。しかし体の柔軟性はとっても大切だと考えています。柔軟性は、怪我をしにくく可動域も広くしてくれるといいことばかりです。歩く時に大股で歩ければ消費カロリーも高くなりますよね。
僕は練習していて、特にスピードを出して走りたいときにいつもこう思います。『腕の振りは楽に大きく、足の歩幅も広く、もう少し前に出せたらどれだけ早く走れるか』と。高校時代に陸上部で中距離選手だった僕はスピードを出して走ることが得意でしたが、ストレッチを怠っていたために体がとにかく硬かったです、、、BEACHでインストラクターとしてトレイルランニング、他にSUPやTRXなど様々なスポーツを仕事にしてから、だいぶ柔軟性も上がりましたがまだ硬い、もっと体の可動域を広げられると思います。これからのシーズンは可動域を広げるトレーニングや勉強に励みたいと思います。

あの長〜い奥三河パワートレイルから一ヶ月が経ち、6月3日(土)に「Montrail Togakushi Mountain trail 相馬剛CUP」に出場してきました。「相馬剛CUP」とは、2014年にマッターホルン登山中に遭難してから2年が経つこの大会の第一回チャンピオンの相馬剛さんを想い、彼との思い出を振り返る大会です。この大会の為にライバル、そしてトレラン仲間でもある日本代表として海外レースにも出場する選手達が大勢集まりました。招待選手の数は10人近く。BEACHからもスタッフ3名、会員さん7名の10名が参加、応援に立ち寄ってくれた会員さんもおります。
レースは10kmのショートコースと20kmのロングコースがありますが、BEACHメンバーは全員20kmに挑みます。
トレイルランニングの大会では20kmという距離はスピードレースになります。僕の大好きなアップダウンも前半にあり、最初の5kmでガツンと登りそのあとは比較的走りやすいコースです。累積標高は1000mほどあります。行きの車で作戦を考えながら長野の山(八ヶ岳)を見ていました。まだ雪が残っていてとっても綺麗です。戸隠まで今回もカズさんの運転です。


会場に着くと本大会プロデューサーの山田琢也選手をはじめ招待選手が既に大勢集まっていました。緊張感もなく、笑顔で話していたのが印象的。
一方、受付を早めに済ませた僕は、緊張感がさらに高まります。
緊張感を解す為にもウォーミングアップを長い時間行いました。


スタート&ゴール地点で記念撮影。


スタート前、相馬剛さんとの思い出を語る招待選手達。相馬剛さんがどれだけのランナーに愛されていたのかが分かります。

予定より10分遅れて13時10分のスタートになり、前方の方でスタート合図を待ちます。
みのりさんが撮ってくれた、スタート前のシーン。緊張感は笑顔で隠す!


招待選手が先頭にラインアップ、そのすぐ後ろを追いかけるように僕も前方でスタートしました。一斉に飛び出す参加者をくぐり抜けて、先頭集団につきますがとにかくみんな速いっ!

僕の正常時の心拍は44なのにスタートしてから1km程でなんと180を超えていました!
このままだと確実にペースダウンする。(最終的に最大心拍189まであがりました)さらに、足に乳酸が溜まり脚を攣るかもしれないという不安も出て来ます。でも2時間切りを目指していたので「そんなことは関係ない。後半は潰れてもいいからとにかくおもいっきり走ろう!」と、心拍数は気にせずに走り続けました。
”ヤマケン”の愛称で知られている山本健一さんは僕のすぐ後ろにいましたがあっと言う間に抜かれました。後ろから走り方を見て学ぶことがたくさんあります。腕振りやフォーム、脚の置く位置、抜かれることは分かっていましたがプロの前を走るのは緊張しますねー。とてもいい経験です。

コース上のピーク(最高標高地点)瑪瑙山(標高1748m)は5km地点にあり、スキー場のゲレンデを登って行きます。前方を走っているプロ選手達が山頂近くに見える。走ったり歩いたりしながら、あっという間に瑪瑙山山頂に着きます。登りで順位を落とさないように必死に先頭集団についていきました。ここからはゲレンデを一気に下って行くのですが、急な斜面は脚への負担も大きい。内臓も揺られお腹が痛くなります。でも急な坂道を走る練習をしてきたので下り坂は得意、今回下り坂で抜かれることは一度もなかったです。
第1エイドステーションには寄らずに、次の第2エイドまで1時間20分で走れれば2時間を切れると思いスタートから順調に飛ばして行きました。エイドに寄らない代わりにショッツを摂り、糖質補給。第2エイドの通過タイムは1時間27分。予定より遅れていましたが焦らずにペースを落とさず走りつづけようと思い、リラックスしながら残り6km、ゴールを目指します。

すぐ前を走る人は少しの上り坂や川を飛び越える時でさえ、とにかく歩かない。見えているのに距離をなかなか縮められずにそのまま見えなくなるまで離されてしまいました。滑りそうな岩をうまくかわしたり、飛び越えるテクニックも課題の一つでもある身体の柔軟性が必要になってきます。ラスト5kmは地味な登りと林道の下り坂で、比較的走りやすかったですが、前半からスピードを出して走っていた為に辛く感じました。少しの距離ですがついつい歩いてしまう場面も多くなっていました。久しぶりに股関節も痛くなり、集中力も切れてきます。ここ一番という時に効くのがカフェインです。奥三河でのカフェインのとり方を見直して今回はShotzのカフェイン入りを摂取。カフェインを効かせながらゴールまで残り2km、あえて時計は見ずに戸隠キャンプ場の横を通り、ゴールまで1kmを切りました。
最後はアスファルトの登り坂。最後の最後まで楽をさせてはくれないコースです。最後の力を出し切ってようやくゴール!気になる時間は2時間3分4秒。悔しい!!!ゴール直後、率直にそう思いました。
しかしBEACHに入社した時から比べれば確実に早くなっていると実感しました。それと同時に2時間切りの壁は厚いとも思いました。ここで頭をよぎったのが平地での一歩のストライド、岩場を飛び越えられる柔軟性がさらに必要だな〜と。結果は全体で19位。29歳以下の部門で3位でした。今の結果に満足はしていません!来年は2時間切りを目指して練習していきます。

ゴール後すぐにゴール横の第2エイドにみのりさんが来ました!
余裕の笑顔です!


それからすぐにカズさんがゴールへ走ってきました。

ラストスパートは大接戦でした!!カズさんは2時間21分!40歳代で15位です。トレイルランニングの大会は経験を多く積んでいる選手が強く、40歳代は特に速い選手が多いです。

カズさんがゴールしてからふたりでみんなの帰りを待ちます。アップダウンが激しいこのコースは足にダメージがかかる為、途中で足を攣りそうになったり、後半は足を引きずる選手が多くなっていました、、、平尾台トレイルランニングレースに出場した斉藤さん、奥三河パワートレイルに出場した花澤さんも笑顔でゴール!


斑尾高原トレイルランニングレースに出場した反田さんはラストスパートが凄かった。
ゴール寸前で、寮長(大塚さん)をかわしてガッツポーズ!


ソリさん抜かれた大塚さんも足に違和感を抱えていたとのことですが、笑顔でゴール!


みのりさんも最後の最後で足が攣りそうになってしまいましたが無事にゴールしました。「3時間切りたかったー」悔しそうに一言。3時間7分で年代別7位です!


麻子さんもラストスパート!一番辛いゴール前、横で一緒に走りました。


宗宮さん夫婦も最初から最後まで仲良く一緒に走って無事完走です!チナさんは前回出場した時は4時間かかったそうですが、ユウイチさんのサポートもあり今回は4時間を切ってのゴール!15分以上の短縮。凄いです!!


BEACHメンバー全員完走しました!!!ゴール地点にある相馬剛さん宛に書かれた招待選手達からのメッセージが心に残ります。僕も一度相馬剛さんにお会いしたかったです。

29歳以下部門で3位表彰されました!!

表彰式の後は温泉へ。ゆっくり体を温めてから日帰り組は長野駅で夕ご飯。
キャンプで後泊メンバー3人は戸隠キャンプ場へ。

ここからまた、カズさんの運転で葉山まで帰ります。カズさん、運転お疲れ様でした。(葉山に着いたのは夜中の1時前でした)
奥三河は無理に笑顔を作って走っていましたが、戸隠のコースは小川がすぐ横に流れている林道や川を横断したりと走っていても涼しくて気持ちよく感じられる走りやすいコースでした。僕も柔軟性や走り方など大会に出場するたびに課題を見つけて成長できていると感じます。会員さんも無事に完走し、プログラムからもっとトレイルランニングを盛り上げて行きたいと思います。初めてトレイルランニングのレースに参加する人も多いこの大会は10kmのショートコースもあります。
皆さんもぜひ、トレイルランニングレースに挑戦してみませんか?!
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葉山の浜から伊豆大島、大島から葉山までOC6(6人乗りのアウトリガーカヌー)
で漕ぎ渡る
「大島Crossing」2017年5月27日(土)〜28日(日)に実施した冒険です。
「大島Crossing」は、今年で4回目のチャレンジです。

最初のチャレンジは、二つの台風が大島の遥か南に発生し、出発することすら
できませんでした。
その後の2回は風と潮に恵まれて、本当にスムースに横断してしまいましたが、
今年の予報は往路も復路も逆風が吹くとのこと。

そんなハードになるかもコンディションにチャレンジするのは、BEACH葉山アウトリガーカヌーサークルBEACH BOYSメンバー、コーチ陣のヘッドコーチ星詩、星穂、デカヤスをはじめBEACHメンバーそして本当に心強いサポートにKeep Paddling小林俊さん。総勢23名。
エスコートボートは今年も江ノ島でいとう丸。
でいとう丸は、いざとなればOC6も積める30名以上乗れる快適な船です。
もちろんトイレ完備。


葉山から、目指す大島岡田港までは、直線距離にして約55km。
潮にもよりますが、地図の様に島を回り込むルートを取るともう少し距離が出ます。
 
この海峡は黒潮が入り込むこともあり、その潮にぶつかると人力では
太刀打ちできなくなってしまいます。
Keep Paddling俊さんから事前に聞いて黒潮予報はこんな感じ。

往路の27日は、朝から南風が吹いて逆風の中を漕いで行くことになります。
さて、どうなることか。
サポート船は、朝5:00に葉山鐙摺港を出発!
 

大浜から同時刻に出発しているOCはどこだ?


おー、居た居た!無事に合流できました。


太陽も顔を出し、気持ち良くまだ然程強くはない南風に向かって元気にパドリング開始!


参加メンバーは、海のコンディション、技量や希望によりコーチ陣の判断、指示にて
20〜60分ずつOCを漕ぎます。


交代時は船から飛び込み、ますがサポートが着きますので、安心です。



葉山から15〜20kmほど外洋に出ると水の色が変わって来ます。
そこを泳げるだけでも最高の体験。水も冷たく気持ち良い!


外洋では色々な船とも遭遇。
船長の指示に従い、進路を邪魔しないように注意します。
きっと、向こうからOCは見えてないでしょう。

 
基本、向かい風の往路はひたすら我慢のパドリング。
海はどんどん荒れて来ます。
 

風が強まりウネリをともない1番シートは、特に激しい上下動の中をパドリングしている様子がわかりますねー。
 

 

風はさらに強まります。


ちょと気をぬくと、OCがフリ(転覆)することもあるのです。
フリした時は慌てず騒がず、その後の対応が大切です。風に押し戻されることを最小限に止めるためにも素早く復旧させます。船を起こす、パドルを回収する、船首を維持する、水抜きをする等々、各自が役割を果たします。


またまたトラブル発生!
今度は水の侵入を防ぐスプレースカートが外れてしまい、波が来るたびにOCに水が入ってしまいます。ヘッドコーチ星詩が飛び込み、船首からよじ登って調整しています。


その後も向かい風に果敢に挑み、漕ぎ始めから約10時間、自力で大島にたどり着けました!
あの風が嘘のように大島岡田湾内は落ち着いていました。
  

データ上の漕航距離は、63.2kmです。
 

大島では元町の温泉宿「赤門」にお世話になります。
温泉に浸かり、直ぐに夕食!


宿から舟盛の差入れもありましたよ!
 

おかずがどんどん運ばれて来ます。




夕食の後は復路に備えて、各自早目に就寝したと思われます。
翌朝もしっかり食べてエナジーチャージ!
大島牛乳が絶品です。
 

赤門さんには本当に良くしていただいております。
去年に引き続き、バナナの差入れいと今年もビワ畑でもぎたてのビワをくださる
とのことで捥ぎモギ隊の出動です! 
 




往路はゆるい北風(向かい風)を受けながらの出発です。
昨日のウネリは残らず、快適快調にスタート!
  


港を出て振り向くと、人工物が殆どない美しい島が、「また来いよ」と言ってくれているかのようです。


復路は潮にも押され、順調にグングンと進んで行きます。




スムースなウォーターチェンジを目指して、練習もできるコンディション。


引き波に乗る練習も


復路では、鯨の群れにも遭遇です!
船長曰く、マッコウ鯨とゴンドウ鯨。少し遠いですが、鯨の背ビレがハッキリ見えますよ。


順調、順調、もう葉山が肉眼で確認できます。


復路はトラブルとは無縁で、約6時間ほどで無事に大浜へ到着です。


復路は58.7km


アウトリガーカヌーは競技志向になりがちですが、元来海上の移動手段として使われていたものです。これからもレース以外の楽しみ方を探求していきましょう!
 
参加いただいた皆さん、本当にお疲れさまでした!
おはようございます。スタッフのエミコです。

あっという間5月後半になり、6月になろうとしています。次第に暑くなってきて薄手の服が増えてきました!そんな中、5月21日(日)にドラゴンボートのレースに出場してきました!
大学の部活を引退した後にドラゴンボートチームに所属し、現在team「河童」として活動させていただております。
今回は、東京大会が私のデビュー戦でした!
ここで、ドラゴンボートの説明を少し挟みます(笑)ドラゴンボートは、1名の太鼓、10名~20名の漕ぎ手、1名の舵取りで行う競技で、オープンの部、混合の部、女子の部、シニアの部、ジュニアの部など様々な競技カテゴリーで開催されており、日本各地の海や川や湖で行われている、老若男女が楽しめるスポーツです。
今ではレースとしてアジアから世界へ広がっています。ドラゴンボート(龍舟)とは、古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟の競漕であると言われています。 
東京大会では、20人乗りの艇でレースが行われました!
私がこの大会で驚いたことがあります!それは、東京湾に面したお台場の海浜公園でのレースだったということです!
レインボーブリッジが目の前にあり、角度を変えればフジテレビ。観光客で賑わうそこは本当にドラゴンボートができる場所なんだろうかと疑うほど不思議な光景でした!

今回、関西から関東に来たメンバーです!関東支部は私を含めて3名です!
大会前日に合流しました!関西弁が懐かしくて周りを巻き込む雰囲気は本当にすごいなと改めて思いました!
メンバーの皆さんはとても明るくて、元気な方ばかりです!


レース当日はかんかん照り。木陰がないと暑くて暑くて、水分が足りなくなるほどでした。

このレースには、全員が同じユニフォームを着なければなりません。
初着用の河童ユニフォーム!新鮮でした!笑


暑い熱い一日でした。結果は2位でしたが、次に繋がる大切な時間と経験になりました!
東京組も違和感なくチームに加わり、それぞれが自分のできることを自主的にやろうと行動すれば、チームの雰囲気が良くなることがわかりました。「チームのためにと行う」ことは仲間作りには大切なことです。
たった1日でしたが、レース前の緊張感や全員での話し合い、1人ひとりが仲間を支え、盛り上げ、引っ張りあげていこうとする思いをこの目で見て感じることができました。
 
河童でレースができてよかったです。たった3レースでしたが、気力体力を使い果たしました。


監督、コーチ、キャプテン、事務局さん、広報さん、トレ係さん、河童のメンバーさんたち、本当にありがとうございました!
貴重な体験をさせていただいてありがとうございました!

 
みなさんのこんにちは!
スタッフのエミコです!

入社して約1ヵ月経ちました。仕事も1人でできることが増えて、葉山の生活にも慣れてきました!周りの方々が気兼ねなく声をかけてくださるので毎日楽しく充実した日々を過ごしています!

私の生活環境はもちろん変わりましたが、なんといっても食事が大きく変わりました!
NEWオープンしたSeedlingCafeのご飯は栄養満点、野菜盛り盛り!
今までそれなりに食べ物に気をつけていても炭水化物に偏りがちな食生活を送っていました。しかし、SeedlingCafeのおかげで健康的です!!

今日のランチはというと「野菜たっぷりタコライス」でした!
メキシコの郷土料理で挽肉・チーズ・トマトがご飯の上にのっています。
相性がよくご飯もすすみます!スパイシーな味付けもこの季節にイイ感じです♪



体にチャージ!!いただきまーす!!

料金変わらず、お腹がすいた日には大盛り、少し抑えたい日には小盛りにできます!
嬉しいサービスですね!

私はほとんど、お昼のピークが終わった後に作り置きのご飯を食べるのですが、Seedlingのご飯は冷めても美味しいのです!


ぜひみなさんもSeedlingCafeへ!

他にもモーニングでサンドイッチを出しています!マフィンも種類がいっぱい!

食べごたえ抜群です!!みなさまのご来館をお待ちしております!
今後ともBEACH葉山『SeedlingCafe』をよろしくお願い致します!!


お知らせです!
SeedlingCafeのBEACHプレートが週替わりになりました!
日曜日にメニューが変わるのでチェックしてくださいね♬


こんにちは。スタッフの伊藤です。
あっという間にゴールデンウィークも終わって、暑さも日に日に増してきているような気がします。そんなGWの始めに今年初のトレイルランニングレースに出場してきました。
12月の武田の杜から約4ヶ月近くが経ち、久しぶりのレースが楽しみです!
参戦したのは、4月30日に愛知県で開催された奥三河パワートレイルです。
この大会は今年で3回目となりますが、僕にとって最大の魅力だったことが一つあります。
それは、、、
完走率がとにかく低いこと。
1回目の完走率は30%、2回目は60%でした。今年の完走率はなんと49%です。二人に一人は完走できない過酷なレースなのです。
またこのレースは、出場するには以下のいずれかの条件を満たしていないと参加できません。
(1)3年以内に50km以上のトレイルランニング完走
(2)ロードマラソン100km以上完走
(3)第1回もしくは第2回奥三河パワートレイル第2関門到達
こんな強者を集めてこの結果、完走するのが難しいレースは挑みがいがありますね!

魅力とは言え、レースの総距離は70km、累積標高4000m、下り4800m。
僕は去年の斑尾高原トレイルランニングレースの50kmが今まで走った最長距離だったので70kmは未知の世界。本当に完走できるのか、不安と戦いながら練習をしていきました。

今回パワートレイルにはBEACHから会員さん2名、僕とカズさんの4名で参戦です。
大会前日の4/29にエントリーと備品チェック、コースガイダンスを受けつ必要があります。
カズさんの運転で愛知県までいきました。が、皆それぞれの思いを持ってか、道中車内はレースの話題にはあまり触れずです。

まず初めに向かったのがスタート地点。まだまだスタート会場らしくなく、ゲートがありませんでした。もうお昼近くなのに大丈夫かな。標高が高いせいか寒い。(標高1200m)
明日のスタート時は、寒さ対策必須です。


レースの受付と備品チェックはスタート地点から道路上でも50km以上離れたゴール地点で行います。


このレースには、装備必携品10点があり選手は必ず携行しなければなりません。
その中でもライト、予備電池、熊鈴、レインジャケット(耐水圧10000mm/㎠以上)携帯電話の5点の装備チェックは前日に受けます。レインジャケットはPatagoniaのストームレーサーなので、問題なくOKでした。
 

競技説明会は、畳に車座で聞きます。新鮮。

エイドステーション5箇所。ウォーターステーション2箇所。
心の中で作戦を考えます。
石川弘樹さんが何度も繰り返し言っていた必需品、サポートを受けることは禁止。
見つけた場合は失格です。当たり前ですが、再度心に投げ聞かせました。
ゴール地点で写真を撮り、明日は必ずここに戻ると誓いました!


でもどんな心境でゴールするのだろうか?と考えながら宿へ。
今回の宿泊先は天然温泉に入れる秀山荘でした。温泉がとっても気持ちよく、カズさんも運転の疲れが癒されたのではないでしょうか(*゚∀゚*)料理も豪華、美味しかったです。


明日の準備を整え、3時の起床に備え早めに寝ます。
大会当日は、宿のおかみさんが用意してくださったおにぎりを頂いてスタート会場へ向かいます。空も明るくなってきて間も無くスタートです。梅干しおにぎりありがとうございました!!

BEACH会員の参加者は、登山経験の長いハナさんと、トライアスリーターでウルトラマンレースにも挑戦するショウエンさんです。負けられません!

6時半にスタートし、19時半までにゴールを目指します。制限時間は13時間。
僕の立てた作戦は、前半を抑えながら、後半に体力を残す戦法です。
とにかく前半30kmまでは下り基調で比較的走りやすいと聞いていたので足に疲れを溜めないように抑えて走る!後半は歩き続けてでも完走したい!という完走目的で挑みました。
スタート直後は思っていた通り、下りも多く走りやすいっ。みんな結構早いです,,,

気持ちよく第1エイド津具グリーンパーク(12km)に着きます。

とにかく長居しないように心がけました。斑尾での失敗を活かします。
でもシシ汁を美味しく頂きました。カズさんはshotzをとってますね。

その後約17km地点のウォーターステーション面ノ木園地では水とMAGMAが飲めます。


カズさんは、MAGMAと一緒にここでもshotz投入です!


スタートからこんな感じの高低差です。
この表から見えてこないアップダウンがあり何気に登らされ感もありました。



MAGMAを取って淡々と走り続け、次の第2エイドの笹暮(25,8km)も順調に着き、いちごやお餅でエネルギーを補給です。でも長居せずにすぐ出発!

レース前半はロードも結構ありました。

第3エイド小松(37,3km)では本大会プロデューサー石川弘樹さんに「随分とゆっくりしているな(笑)」と激励をいただきましたが、、、
確かにここまでのタイムは4時間20分。だいぶ抑えてきましたが、AS2以降は林道で砂利道の下り坂が8km近く続く、走らされるところで足をだいぶ使ってしまっており疲労感も。とにかく前に進むしかない。しかし、ここから第4エイドまでにトップ選手でも2時間かかると言われている岩古谷山、鞍掛山が待ち受けています。気合を入れて後半戦へGO!


想像をはるかに越える急坂、山道、階段が続きます。
前後から「足を攣ったーー!」と悲鳴も聞こえてきます。僕の足も攣りそうで、2分に一回の水分補給(電解質入りのショッツエレクトロパウダー)を心掛けます。足がいつ攣ってもおかしくない状況。この二つの山はなんと言っても頂上に着かない!登ってもすぐに下る。下ったらまた登るの繰り返し。気持ち的にも大変な山でした。 

前を走っていたカズさんと第4エイド四谷千枚田(48,4km)で合流。二人とも相当キツそうですね。
信越五岳110kmのレースを経験済みのカズさんも足つり状態とか。
ここ48km地点は第二関門で、スタートから9時間で通過する必要があります。
ハナさんとショウエンさんは、残念ながらここで涙を飲んだそうです。山に強いハナさんとウルトラマン級のショウエンさんが関門に間に合わない、ホント過酷なんコースなんです。

暑さも重なり、被り水で頭を冷やします。
また、大会が用意してくれているレッドブルを飲みカフェイン効果に期待します。

きついと言われていた二つの山を超えたなら、もうゴールはあと20kmだ!と油断していました。
AS5までは、さらに体と心を追い込む山が現れることを知らずにいました。

最終エイドへ向かいます。



エイドを出てからすぐに山へ入ります。先ほど飲んだレッドブルのカフェインが効き始め、足の痛みが軽減、気持ちがハイになり、どんどんペースが上がります!!
レース前の1ヶ月間は極力カフェインを取らない生活を心掛けていたので、久しぶりに摂取するカフェインは本当に効くことを実感です!ここまでの疲れが嘘のように元気を取り戻せた気がします。その調子のまま第5エイド棚山高原(57,1km)まで行けると思いきや、キツイ登りと共にカフェインも切れてきます。AS4からAS5までの10kmを1時間40分以上もかけてようやく到着です。
エイドはもうなく、あとはゴールを目指すだけ、今度はカフェイン入りのshotzを投入です!


でもまだまだ、楽はさせてもらえませんでした。この大会のラスボス、鳳来寺山が傷んだ足をさらに痛めつけます。またまた登りと階段の繰り返し、いつになったらピークに着けるのー!状態がこれでもかと続きます。これだけの偽ピークが集まったコースは、本当に気持ちをキープするのが大変です。良い経験になりました。
鳳来寺の予備関門をすぎゴールに近づくにつれて下り坂が急になって行きます。
ここまできたらゴールは目の前!あとは下りだけ。でも油断できない、またまた足を追い込む砂利道の4km以上続く林道が気持ちを焦らせます。正直言うと最後の林道は本当に長くて辛かった。
無理にでも笑わないと辛いだけ、とにかく笑顔を作って自分を奮い立てながら走ります。
そして待ちに待ったゴールを迎えることができました!

タイムは11時間24分。長いなが〜い、レースでした。

カズさんもすぐにゴール!この笑顔も無理に作りました(笑)
胃がムカムカする、早く座りたいで気持ちはいっぱいです。
今年の完走率49%は、昨年より10%以上下がっています。気温が高かったせいかなー。
参加条件が厳しい中、これだけ完走率が低いのです。制限時間がどれだけ厳しいかお分かり頂けると思います。
 
とにかく完走できてよかったです。ゴール後はもうフラフラでした。
11時間も走りっぱなしは人生で初めてですし、本当に貴重な体験をさせていただきました。
ずーと、応援してくれた地元のおじいちゃん、おばあちゃん、大会のボランティア活動をしてくれた皆さん、大会プロデューサーの石川弘樹さん、本当にありがとうございました。

走っている最中に心が折れそうになると思っていましたが、奥三河の自然に触れられたことや地元の方々やエイドステーションに先回りしてくれていたミノリさんを始めBEACH会員ユカさん、アイさん達のおかげで気持ちを切らさずに進めました。
この達成感、本当にトレイルランニングをやっていてよかったと心から思います。
元気になったら、またここを走りたいと思うかな???

とにかくゆっくり休みたい。奥三河パワートレイル恐るべし。でした。
コースマップ
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