BEACH葉山で毎年恒例イベント『大島crossing2018』
ホームビーチである大浜から、海の向こうに見える伊豆大島間約60kmを二日間かけてアウトリガーカヌーで漕ぎ渡る。ポリネシアの伝統文化、象徴の一つであるアウトリガーカヌーは、その昔ポリネシアの人々にとってはカヌーを移動手段でした。時には100km近い距離も島から島へ自由に漕ぎ渡っていた歴史があります。
BEACH葉山でのんびりまたはカヌーで波乗りレース等、アウトリガーカヌーを楽しんでいる方もたくさん!しかしこのカヌーでの島渡りのポリネシアの奥深い歴史に触れるかのような魅力を秘めています。
風、波、雲、気温、湿度、水温、潮の流れ等、自然状況の中でどれが一つ条件が噛み合わないとこのクロッシングの成功はありません。セーフティーの為に伴漕船をつけていますが、古代ポリネシアの人々は島を渡るという決断を自然世界そのものに命を委ねる行為であったように我々も漕ぎながら自然と寄り添いながら漕ぐと言う事実があります。
外洋の深い青い海、幸運と思えるクジラとの出会い、原始的な野生の威厳を感じるアホウドリの大きさ、潮目でぶつかり合う流れから沸騰する海。
そんな自然との繋がり出会いから自然に寄り添い、命を委ねる。
アウトリガーカヌーを漕ぎながらそのような感慨に浸る境地を見ることができるようです。
毎年、毎年同じ海はありません。
ぜひ一度一緒にアウトリガーカヌーで島渡り 楽しみましょう!
スタッフのエミコです。
11月3日と4日はアウトリガーカヌーシーズンの締めを飾る
「Hukilau第12回アウトリガーカヌー選手権大会@茅ヶ崎」に参戦してきました!
今回のエントリー種別は、女子(オープン・マスターズ)、混合、男子(オープン・マスターズ・エリート)の6種目でした!
BEACH葉山からは女子(オープン2チーム・マスターズ1チーム)、混合1チーム、男子(マスターズ2チーム・エリート1チーム)の7チームが出場しました。他のチームに比べて圧倒的に出場メンバーが多いBEACH葉山でしたよ〜!
その前に・・・
10月23日(月)に超大型で非常に強い台風21号が関東に上陸したのを覚えていらっしゃいますか?
多くの方々が台風に備えていたことでしょう。BEACH葉山でも台風を予測してボードを室内に入れたり、艇の養生や補強を行っていました。しかし、台風の勢力は強く、艇のラック自体を倒して艇が凹んでしまうというような事態が起きてしまいました。幸いにも6人乗りのアウトリガーカヌーは無事でした。
しかし茅ヶ崎や湘南のアウトリガーカヌーは、修復不可能なほど無残な姿になってしまったと聞いていました。
↓この写真は茅ヶ崎のOCです。
見た瞬間言葉を失いました。台風の恐ろしさ計り知れません。
今漕げることに感謝、そして環境についてもっと深く考えていかなければならないと思えた日になりました。
開会式前に皆さんで周辺のゴミ拾いを行い、ほんの数十分でたくさんのゴミが集まりました!台風で打ち上げられたゴミたちでしたが、皆さんのご協力のおかげで綺麗な浜に戻りました!環境にいい事をするのは本当に気持ちがいいですね!これからも気を配っていきたいですね♬
この大会は、たくさんの人のご協力と行動があったからこそ運営できたものなんだと思いました。
タイムスケジュール
11/3(金)
8:00 エントリー確認開始
9:00 開会式・競技説明
10:00 WAHINE MASTERS 決勝(10km) 招集時間9:30
11:00 KANE MASTERS 決勝(15km) 招集時間10:30
12:30 KANE OPEN 決勝(15km) 招集時間12:00
14:00 WAHINE 決勝(15km) 招集時間13:30
11/4(土)
9:00 競技説明
10:00 COED 予選 ヒート1(5km)4up 招集時間9:30
10:40 COED 予選 ヒート2(5km)4up 招集時間10:10
12:00 KANE ELITE 決勝(15km) 招集時間11:30
13:30 COED 決勝(10km) 招集時間13:00
15:00 閉会式
私がエントリーしたのは3日の女子オープンでした!
当日の早朝にBEACH BOY'Sの男性たちが葉山から茅ヶ崎まで艇を運んでくださいました。
(レースもあるのにありがとうございました)
前々日くらいまでお天気予報は雨くもりと言っていましたが、快晴になり海のコンディションも良好!体調も好調!
富士山もはっきり見えて最高のレース日和でした。
開会式も競技説明も無事に終わり…
周辺を見たりしようかなぁ〜
と思っていたら、すぐに女子マスターズのレースでした!笑
アップも完璧に行っていたようで、どのチームよりも早くスタンバイ✨
6 月20日の湘南パドリングチャレンジの時より、応援がしやすくて、艇がどこを漕いでいるのか分かりやすかったです!(堤防に上れるため、海を見渡せました!)
コースはこちら↓
10:00 レーススタート!!女子マスターズは烏帽子岩を2周(10 キロ)。
富士山を拝みながら応援ができるなんて最高ですね!
漕ぎ手が熱ければ・・・
応援も熱い!!
日差しは強いけれど、半そでだと寒い。そんなお天気でした!
私は、長袖長ズボン帽子マスクの完全防備!!(日焼け防止、喉を痛めないための対策)
レースまで時間があったので気持ちを高め、「早く漕ぎたいな〜。」とワクワクしていました!
女子マスターズの次は、男子マスターズ!(烏帽子岩3周)
女子と男子の「おつかれさま」「頑張って」のやりとりをしてそうなこの写真がなんだか素敵で撮っちゃいました。
予定より少し遅れましたが、レーススタート!!
やっぱりどの競技にしても、スタート前の緊迫した雰囲気とスタート直後のがっつきはたまんないですね♬
選手の緊張感が伝わってきますし、見ていて興奮します!!
男子も女子もそれぞれの良さがあるから楽しいんだなと改めて思いました!また、普段は陽気な方々が、レースになると闘志が燃えて負けん気オーラのギャップにびっくりしました。
レースになると、ガンガン漕ぎまくって、掛け声も強い!
かっこいい!!
女子マスターズ、男子マスターズの皆さんお疲れ様でした!
お昼からは、女子オープンでした!(烏帽子岩3周)
私の2回目のレースとなりました!初めてのレースはmixでしたが、今回は女子だけで漕ぐレース。限られた時間の中で練習を行い、スタートからゴールまでどのように漕ぐか話し合いました。大学以来の女子レースで、とっても楽しみにしていました♬
14:00 女子オープン(烏帽子岩3周)(BEACHからは 2チーム) レーススタート!
私はあまり水分を摂らないんですが、今回はレース前にshotzジェルを飲んで、ハイドレーションにshotzのエレクトロライトパウダー(1Lの水にshotz3本)を入れて挑みました!一言で言うと、shotzありがとう。(身体が動かなくなることがなかった、バテにくい)
レースではスタートがうまく出れず、最初は3番手でしたが、烏帽子岩を回る手前で2番手になり、そこからゴールまで2番を保ち続けることができました!
文章ではこんなにあっさりした感じでいっていますが(笑)15キロを終えるまでに本当にしんどくてきつくて、辛かった場面が何度もありました。でも、どうしても抜かれたくなくて、しんどいと思ってる自分に負けたくなくて、ひたすら漕いでいました。
でも、本気で頑張ろうと思えたのは、一緒に漕いでいた松永由美子さん、堀優子さん、片山由美子さん、小林真以さん、柏木愛さんの必死な漕ぎや止まない声かけのおかげでした。最後までずっと励まされて、「私が力を緩めちゃいけない。皆さんのためにできること全部しなきゃ!」と思えました。
ゴールした瞬間「やりきったーーー」と脱力。でも嬉しくて万歳!!
皆さんととれた2位。
今思い出すだけでも胸がグワーーッとします!!そのくらい皆さんとのレースが楽しかったんだと思いました。
本当にありがとうございました!
競い合えるチームがあるから、負けたくないしガチになるし、勝った時嬉しい。だから頑張って良かったなぁって思えます。今回そのような経験をさせていただいてありがとうございました!
また、同じレースに出てくださったチームの皆さまありがとうございました。
4日は、混合と男子エリートでした。残念ながら私は見に行けませんでしたが、その日も晴れて海のコンディションも良かったようです!
出場された皆さん、レースお疲れ様でした!
今回、台風21号の被害が甚大であったにも関わらず、盛り上がりを見せた大会となりました。
皆様のご協力のおかげです。ありがとうございました!
まだまだ進化をし続けましょう!!
おかげさまで、BEACH葉山は今年で10周年を迎えることができました。
人と自然、そして地域の皆様との温かな繋がりの中で迎えられた10周年であると感じております。ありがとうございます。
この10年をきっかけにした挑戦がスタートしたのは去年の冬。
BEACH葉山10周年、その中でアウトリガーカヌーを10年漕ぎ続けているメンバーの方がいらっしゃいます。海に惹かれて、漕ぎに魅了されて、タヒチ、ハワイポリネシアの文化への憧れ、カヌーを漕ぎ続ける思いは人それぞれです。
その挑戦は、アウトリガーカヌー最高峰!毎年ハワイで開催される『MOLOKAI HOE』
ハワイはもちろんタヒチ、ニュージランド、カルフォルニア、イタリア、シンガポール、日本。世界各国からの参加がありモロカイ島から、オアフ島ワイキキまでの42マイルを9人1チームでウォーターチェンジをしながら漕ぎ渡ります。
チャンネルのうねりは大きいときは、20feetを超え、6人乗りアウトリガーカヌーのレースでは最も荒れた海峡を渡る、世界的に見ても技術の要する難しいレースです。
このもっとも難しいとされる海峡横断のレースにBEACH葉山アウトリガーカヌーサークル 『BEACHBOYS HAYAMA』のメンバーで挑戦しました。
本格的にMOLOKAIに向けて始動したたのは今年の四月、準備としては遅いですが、、
社会の荒波をうまく乗りこなし練習そして、MOLOKAIの海までたどり着くメンバーの苦労は相当なものであったと感じています。
本番を迎える前の準備に99パーセント、後の1パーセントは運どこかで聞いたことがあるような文言ですが、我々の場合準備に60パーセント、残りの40パーセントが運(笑)そのように今となっては感じてしまいます。
そんなチャレンジを画像ととも記録と記憶に残したいと思います。
オアフに前乗りするメンバーはこの海を楽しんだのか?
観光気分もプレッシャーの飲まれてしまうメンバーもいたとかいないとか、プロペラ機でのハワイ空の旅もなかなかスリルありでも気分も上がります。
いざmolokaiへ〜
9人乗りのプロペラ機でMOLOKAI到着
MOLOKAI入りした当日はお祭りキングカメハメハ?
今回のお宿のオーナーのmolokaiローカル、ハワイアンのハネさんとまゆみさん夫婦、温かな人柄とのんびりくつろげるお家最高でした。
今回お借りしたカヌーのオーナ&ビルダーのsunnyさんに挨拶&記念撮影
そして記念すべきmolokai初パドル!気持ちよくカヌーが滑りました。
ハネさん&まゆみさんが用意してくれたカツカレー!カーボローディング!
あまりにも美味しくて苦しくなり、食べ過ぎて逆に内臓疲れちゃんじゃないかな、、ってぐらいに皆ガツガツ食べました。
お宿のわんこ、じじに癒される。
molokai burger。
レース当日
日が昇らないうちに宿を出て、今回お世話になるエスコートボートを探し、レースの祝福と安全を祈願したチャントを聞きいよいよです。
スタートラインに並べたメンバーはどのような思いだったのでしょうね。
今回の我々のチームには3人のマットが!
スタート直後はエスコートボートの引き波で海上は洗濯機一番難しいのはスタート!?
スタートして45分でチェンジが許されます。初めてのmolokaで緊張もありスタートしてから疲労もあったでしょうがここからが本当のスタートです。エスコートボートの引き波が治り始めた頃に本来の海峡のコンディションが姿を表しました。
今年のコンディションは風もなくフラット!というものの横からは壁のようの大きなうねりが!一つのうねりでカヌーが消えてしまいます。
我々にとってこのコンデションは救い、日本で経験してきたことが活きるコンデション。
ハワイアンやその他の上位チームにとっては波を使いづらいコンデションのようで、今年は『タフなコンディションだ』とのことでした。
これが荒れた海峡で荒れば我々はゴールすることはできたのでしょうか、、、神様ありがとう!
エスコートボートのマットとのランドマークが少しずれていましたが、最終的にはマットの指示に、、、次回はそこも詰めておかないとと反省。
ここからは少しうねりを後ろに受け、カヌーが走るセクションですが、我々はそこまでの漕ぎ力またテクニックを有しておらず、、、1パドル1パドルを大切に『確実に前に進める』全員がこの漕ぎに徹し目指せダイヤモンドヘッド〜
ゴールを意識するようになりラストスパート!!
フジギ体験したメンバーも最後はみんな笑顔。
一番のサポーターパドラーの妻たち!ありがとうございます!
皆で安全にそして笑顔で漕ぎ切り!molokaiからoahu最高の旅をすることができました。
応援いただいたみなさんそして協力いただいた各クラブのみなさん、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
そして10年一緒に漕ぎ続けてくれたメンバーや『BEACHBOYS HAYAMA』のみんなおめでとうございます。
これからも挑戦は続く!のか?
暑い季節となりましたが、梅雨入りをして雨が毎日降り続いています。湿気で髪型が思うように定まらず、いつもくくって出社するのが日課となりました(笑)
先日といえば!!
6月11日(日)に「湘南オーシャンパドリングチャレンジ」に参戦してきました!今年で18回目を迎えたそうで、例年同様、カテゴリー別のロングディスタンスレースとMIXクラスのスプリントレースを行いました。(shonanoutrigger.com)
このレースには、海外からレースに参加するために来た外国人もおり、セイジさんをはじめ日本代表の選手が中心となって企画してくださりました。BEACHからもbeach boysの方々、会員さん、スタッフの多数が参加しました。
(1)MEN'S OPEN 距離:16km
(2)MEN'S MASTER(40over) 距離:16km
(3)WOMEN'S OPEN 距離:10km
(4)WOMEN'S MASTER(40over)距離:10km
(5)MIX Class
(6)Kids Class
私は、MIX Classで漕がせていただきました。メンバーは、カズさん、セイジさん、Hさん、Yさん、Iさん。男性3名、女性3名で編成され、「優勝しなきゃいけないチーム」と言われておりました。その時のプレッシャーはすごかったです…
いざ、当日!
みのりさんの運転で会場である片瀬東浜海岸へ行きました。人生初の江ノ島。そして、アウトリガーカヌーのレース。緊張よりワクワクした気持ちで会場へ向かいました♬
前日まで雨の予報でしたが、曇りに変わり涼しく過ごせました。会場はすでに選手達でいっぱい。船もいっぱい。会員の皆さんとテントを立てて、開会式まで少し気持ちを整理しました。
最初のレースは、WOMEN'S OPEN とWOMEN'S MASTER(40over)。距離:10km
1チームずつ出場しました。
みんなで船を運んでお見送り。みんなで船を運ぶこの光景がなんだか心温まったので思わず写真を撮ってしまいました。
ここからは女の戦い。。。たくましい女性たちです。
女性でもガンガン漕ぎます。
レース後、清々しくやりきった顔がステキでした!
「仲間と漕ぎきった」という達成感や「一緒に漕いでくれてありがとう」という感謝の気持ちなどいろんな感情が見てとれました。
本当にお疲れ様でした!
女子の次は、MEN'S OPENとMEN'S MASTER(40over) 距離:16km
1チームずつ出場。
女子とはまた違った迫力があるのが男性チーム。スピードも1ストロークの進みも全然違いました。
ブイの近くを絶妙に回るなんてすごいです✨
抜いて抜かれてのギリギリの戦いをしていました。どちらも一歩も譲らない。
そのレースを今か今かとドキドキしながら見つめているそれぞれのチームメイト。
しんどさや悔しさ、楽しさも味わうことができるのがレースですね!
熱いレースを見せてくださってありがとうございました!
私はというと、別件で日本代表チームのTシャツとキャップの販売をしておりました。
応援したい気持ちも山々、全部売ってしまいたい気持ちも山々で遠くから皆さんの応援をしました。
いよいよMIX Classのレース!BEACHでは3チーム出場しました。
予選は500m×3本でした。1本レースが終わるごとにチームで意見交換して次のレースに備えました。予選は全て1位通過。初めて合わせて漕いだメンバーとは思えなかったです。私のチームは、中盤までは負けていても後半の追い上げがすごかったと思います!(レースの写真がなくてすみません。)
決勝はというと、、、激動のレースの中、惜しくも2位でゴールでした。勝てそうで勝てなかったあの差の理由は自分でもよく分かります。
MEN'Sは、3位!おめでとうございました!
私は決勝レースの後、BEACHのシフトが入っていたため閉会式、表彰式には出られませんでしたが、お土産をカズさんたちが持って帰ってくださいました!2位のトロフィーと景品です。
チームの皆と全力で漕ぎ、一人一人の個性や持ち味を目の当たりにする良い経験となりました!
また、日本代表の方たちと同じ大会に出れたことでアウトリガーカヌーをもっと漕ぎこみたいと思いました。
この大会のコンセプトのように、たくさんの人にアウトリガーカヌーを知ってもらい、国内や老若男女とわず多くの人に乗ってもらって楽しんでほしいと思いました!実際に私も高校の艇庫にアウトリガーカヌーがあったにもかかわらず、一度も乗らぬまま関東に来ました。もったいないことしたなと感じています。
いろんな人にカヌーと触れ合ってほしいと思います。ぜひ、アウトリガーカヌーをBEACHから広めていきましょう!
で漕ぎ渡る
「大島Crossing」2017年5月27日(土)〜28日(日)に実施した冒険です。
「大島Crossing」は、今年で4回目のチャレンジです。
最初のチャレンジは、二つの台風が大島の遥か南に発生し、出発することすら
できませんでした。
その後の2回は風と潮に恵まれて、本当にスムースに横断してしまいましたが、
今年の予報は往路も復路も逆風が吹くとのこと。
そんなハードになるかもコンディションにチャレンジするのは、BEACH葉山アウトリガーカヌーサークルBEACH BOYSメンバー、コーチ陣のヘッドコーチ星詩、星穂、デカヤスをはじめBEACHメンバーそして本当に心強いサポートにKeep Paddling小林俊さん。総勢23名。
エスコートボートは今年も江ノ島でいとう丸。
でいとう丸は、いざとなればOC6も積める30名以上乗れる快適な船です。
もちろんトイレ完備。
葉山から、目指す大島岡田港までは、直線距離にして約55km。
潮にもよりますが、地図の様に島を回り込むルートを取るともう少し距離が出ます。
この海峡は黒潮が入り込むこともあり、その潮にぶつかると人力では
太刀打ちできなくなってしまいます。
Keep Paddling俊さんから事前に聞いて黒潮予報はこんな感じ。
往路の27日は、朝から南風が吹いて逆風の中を漕いで行くことになります。
さて、どうなることか。
サポート船は、朝5:00に葉山鐙摺港を出発!
大浜から同時刻に出発しているOCはどこだ?
おー、居た居た!無事に合流できました。
太陽も顔を出し、気持ち良くまだ然程強くはない南風に向かって元気にパドリング開始!
参加メンバーは、海のコンディション、技量や希望によりコーチ陣の判断、指示にて
20〜60分ずつOCを漕ぎます。
交代時は船から飛び込み、ますがサポートが着きますので、安心です。
葉山から15〜20kmほど外洋に出ると水の色が変わって来ます。
そこを泳げるだけでも最高の体験。水も冷たく気持ち良い!
外洋では色々な船とも遭遇。
船長の指示に従い、進路を邪魔しないように注意します。
きっと、向こうからOCは見えてないでしょう。
基本、向かい風の往路はひたすら我慢のパドリング。
海はどんどん荒れて来ます。
風が強まりウネリをともない1番シートは、特に激しい上下動の中をパドリングしている様子がわかりますねー。
風はさらに強まります。
ちょと気をぬくと、OCがフリ(転覆)することもあるのです。
フリした時は慌てず騒がず、その後の対応が大切です。風に押し戻されることを最小限に止めるためにも素早く復旧させます。船を起こす、パドルを回収する、船首を維持する、水抜きをする等々、各自が役割を果たします。
またまたトラブル発生!
今度は水の侵入を防ぐスプレースカートが外れてしまい、波が来るたびにOCに水が入ってしまいます。ヘッドコーチ星詩が飛び込み、船首からよじ登って調整しています。
その後も向かい風に果敢に挑み、漕ぎ始めから約10時間、自力で大島にたどり着けました!
あの風が嘘のように大島岡田湾内は落ち着いていました。
データ上の漕航距離は、63.2kmです。
大島では元町の温泉宿「赤門」にお世話になります。
温泉に浸かり、直ぐに夕食!
宿から舟盛の差入れもありましたよ!
おかずがどんどん運ばれて来ます。
夕食の後は復路に備えて、各自早目に就寝したと思われます。
翌朝もしっかり食べてエナジーチャージ!
大島牛乳が絶品です。
赤門さんには本当に良くしていただいております。
去年に引き続き、バナナの差入れいと今年もビワ畑でもぎたてのビワをくださる
とのことで捥ぎモギ隊の出動です!
往路はゆるい北風(向かい風)を受けながらの出発です。
昨日のウネリは残らず、快適快調にスタート!
港を出て振り向くと、人工物が殆どない美しい島が、「また来いよ」と言ってくれているかのようです。
復路は潮にも押され、順調にグングンと進んで行きます。
スムースなウォーターチェンジを目指して、練習もできるコンディション。
引き波に乗る練習も
復路では、鯨の群れにも遭遇です!
船長曰く、マッコウ鯨とゴンドウ鯨。少し遠いですが、鯨の背ビレがハッキリ見えますよ。
順調、順調、もう葉山が肉眼で確認できます。
復路はトラブルとは無縁で、約6時間ほどで無事に大浜へ到着です。
復路は58.7km
アウトリガーカヌーは競技志向になりがちですが、元来海上の移動手段として使われていたものです。これからもレース以外の楽しみ方を探求していきましょう!
参加いただいた皆さん、本当にお疲れさまでした!