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斑尾フォレストトレイルランニングレース参戦記の後編です!

第5エイドステーション(43km)


気合を入れるために頭から水を被ります。


最後のエイドステーションではカズさんが残りの7kmキツイけど楽しんで!!
と言ってくれました。
そこで、ようやくレースを楽しんでいる人がとにかく強いと気づかされました。残りのゴールまでキツイのは当たり前だから、とにかく楽しんで走ろうと思いました。
登り基調のシングルトレイルや足を追い込ませる下りもあったりと、ゴールまでの残り7kmは本当に自分との戦いです。必死に走り続けることを意識していましたが、やはり足がうまく動かせない。shotzを握りしめ、ゴール地点のレストランハイジを目指します。
もちろん、景色やその瞬間を楽しみながら。

長い長いトレイルを抜けると声援が聞こえてきました。ゴールまでもう少し、、、
16km出場のりえこさんも無事に完走し、ゴール1km手前で応援してくれました。
「裕人くん!裕人くん!裕人くんですよね〜?!」とゴールからのアナウンスが聞こえてきました。
そしてようやく、ゴール地点のスキー場が見えてきました。
最後のゲレンデを下り、5時間14分でゴール!!!
 
目標の4時間台には届きませんでしたが、自分の力を出しきれました。
ゴールした後に、カズさんに言われて気がついたのですが、ゴール直前のアナウンスははっきりと聞こえていました。しかし、なんで呼びかけに対して反応できなかったのか、今でも不思議です。
反応できないぐらい夢中で走れていたのでしょうか。
来年はもっともっと楽しんで走れるように練習していきたいと思います。

走り終わった直後は本当に立てませんでした、、、

裕人ゴール直後

服部先生は3位と今年も早かったです。
来年はあっと驚かせるような走りをしたいです。

弘樹さんからもう少しペースを考えて走れば4時間台で走れるよ!と言っていただきました。
来年こそ4時間台で走るぞ!!!
 
BEACHでもトレランツアーを担当していただいている八木さんともパチリ!
八木さんは、16km部門のスイーパー(最終ランナー)でした。お疲れさまです。

そして、みのりさん、花さん、麻子さん、愛さんも第5エイドを通過。



みのりさんは足を痛そうにしていましたが、最後の最後まで走ってゴール!
タイムは7時間7分。女子22位!!早いです。
みのりさんは、ゴール後に「7時間を切りたかった...」と悔しそうに一言。
来年まで一緒に頑張りましょう!



花さんも無事にゴールし、麻子さんは第1エイドを超えたあたりから腹痛になってしまいましたが、気持ちでゴールしましたよ〜!流石です。


愛さんも膝が痛くなってしまいましたが、最後までみんなが待つ中、ゴール!
皆のゴールシーンです。




レース後は温かい豚汁、バナナ、コーラなどの食べ物や飲み物で体力を回復。




今年もBEACH葉山は大健闘でした!走り終わったら皆足を引きずっていましたが、、、
レース後は温泉に入り、昨年も行った食堂へ行き栄養補給です!

トリパリ定食本当に美味しかったです。

そしてカズさんの運転で葉山まで帰りました。

昨年の経験を活かして体調管理をしっかりとし、レース当日は疲労が全くない状態で走ることができました。2週間前にカズさんのペーサーとして信越五岳48kmを気持ちよく走れたのもよかったと思います。今後はshotzをとるタイミング、時計の使い方などなるべくストレスを少なくして走れるようにしていきます。(セイジさんにGARMINを借りました)
来年は4時間台、10位以内を目指して練習していきます。
12月には武田の杜、伊勢の森と続けてレースがあるのでうまく調整していきたいと思います。
それにしても斑尾は本当に走りやすくて、気持ちも良くて、ボランティアの方からの声援で力がもらえる素晴らしい大会です!!
大会の楽しみ方は色々です。自然の中に身を置ける気持ちよさ、同じ辛さ仲間と一緒に過ごす、充実したエイドを楽しむ。ただ速く走るだけではない、楽しみ方がいっぱいあります。
トレランレースは、楽しんだ人が勝ちです。
来年はぜひ、僕たちと大会に出場しましょう!!
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こんにちは。スタッフの伊藤です。
もうエアコンをつけなくても快適に眠れる秋がやってきましたね!
気づいたら、セミの鳴き声は聞こえなくなって少し寂しい感じがします。もうすぐ冬がやってきますね。 秋はトレイルランニングの大会が多く、まさにトレランシーズン!今年も
10月1日(日)開催の斑尾高原トレイルランレースに参加してきました。
昨年も参加したこの大会は、石川弘樹さんプロデュースの16km部門と50km部門があります。BEACHからはスタッフ2名、会員さん6名が参加予定だったのですが、昨年も16kmに参加した山本さんは怪我のため、今年、斑尾初参戦予定だった渡辺さんは体調不良の為、残念ながら行けなくなってしまい6名での参加。来年こそ斑尾へ行きましょうね!

昨年は、shotz(エナジージェル)入りのフラスク(ソフトボトル)を落としたり、腹痛に見舞われたりと思うような走りができずに悔しい思いが残るレースとなってしまったので、今年こそ自分の力を出し切るためにしっかりと調整してレースに臨みました。まずは昨年の反省点を書き出し、改善していくことから始めました。
〜昨年の反省点〜
①レース前のウォーミングアップの時間が短い 
スタート地点はとにかく気温が低く、体が温まる前に走り出したのでうまく足を動かせなかった。スタート直後に無理をしすぎてしまいスタート時に心拍があがりすぎてしまった。
②50kmと長いレースのペース配分がわからなかった
昨年は50kmの距離は初めてだったのでペースがわからずに、予定タイムを計算せずに走ってしまった。
③練習で使い慣れていないフラスクを使ってしまった
練習で使ったこともないフラスクは本番でうまく使えるはずがありませんでした。さらにザックにうまくしまえずにスタート直後に落としてしまった。
④前夜祭で揚げ物を多く食べてしまい内臓に負担をかけてしまった
レースに参加する選手は前夜際でビールや食べ物をお腹いっぱい食べることができます。とにかく明日のレースに向けて食べといた方が良いと思ってしまい、食べ過ぎてしまった。

昨年の4つの反省点を改善し、練習と調整をしていきました。 もちろん、僕の苦手な長い距離を走る練習も。  

〜大会前日〜 10月1日(土)朝5時半に葉山を出発。
昨年も食べたくるみ餅を今年も食べました♬

(カズさん、くるみ餅に釘ずけ!!)

お昼までの時間は小布施町を探索。寒天や甘酒を購入。

お昼ご飯は小布施で栗おこわ。

栗の甘さに感動〜食欲の秋は大好きです!
お昼過ぎにスタート地点でもあるレストランハイジで受付をしました。 PatagoniaMAGMANew-HALEなどBEACHで取り扱いの商品も出店していました。

国際自然環境アウトドア専門学校の講師でもある服部先生は優勝候補選手!

受付を済ませ、コースガイダンスと競技説明会に参加。

昨年より200mほど距離が長くなったと情報がありました。
エイドステーションでの補給食、トップ選手の予想タイムを参考にしながら聞きました。
コースマップ




目標通過タイム


そして、 お楽しみの一つ、前夜祭が始まります。

昨年は食べ過ぎてしまいレースにお腹を壊してしまうパプニングがあったので、
今年は腹7分目と決めて食べました。
もちろんどれも美味しい!
宿泊するモンエール斑尾で温泉に入り就寝、、、

〜レース当日〜 朝5時にスタート会場で朝ごはん。
おにぎり、サンドイッチ、ミネストローネ、パン、バナナなど。
おにぎりを食べる一口がでかいっ!(笑)
信越のカズさんの影響で、食わず嫌いだった甘酒は持っていき、飲みました。(これが今のマイブーム) そして山より団子も食べてスタートに備えます。

昨年はウォーミングアップを体操しかしておらず、スタート直後に心拍が上がってしまいました。なので今年はちゃんとジョギングや体を動かしてスタートには全力で走り出せる状態を作っておきました。 そして待ちに待ったスタートです。  

メーカーにサポートを受けている選手の他に昨年入賞者も集う中、必死に追ていきました。
ウォーミングアップをしっかり行ったので心拍が急に上がることもなく、昨年より気持ちを楽にして前半走ることができました。しかし、今年は今までの大会で一番コンディションが良いと言われていたため皆とばして走ります。
スタートシーン


今年の作戦はとにかく先頭集団に食らいつき、目標タイムを参考にしながら苦手な林道を歩かない。4時間台でゴールすることを目標にして走りました。

第1エイドステーション(7,7km)
 
この時点で僕の順位は10位前後。補給は不要、そのまま通過します。
BEACHメンバーもみんな笑顔ですね!


第2エイドステーション(18.5km)

 
斑尾山(1383m)に入る手前です。
昨年とは違い、これから斑尾に登るんだ!と言うワクワク感があります。調子が良い兆候です!
斑尾山はこの大会で一番標高が高く、メインの山。急な岩場もありますが、あっと言うまに頂上につけました。


第3エイドステーション(23,9km)
この時点で14位。先頭集団と離されてしまいましたが、予定タイムは2:00〜2:05でしたが、予定通り通過できました。  (ゴール地点の50kmまであと半分!)


16km出場のりえこさんもバンフを通過します!
16km参加の選手はここが4.9km地点、最初のエイドステーションです。


50km出場のみのりさん、


50km出場の花さんもまだまだ、元気です!
斑尾山から一気にスキー場のゲレンデを下って走るため、ここで足の筋肉が痛み始めます。
今回も下りで抜かれることはなかったのですが、前にいる選手の下りのテクニックは本当に参考になります。見て真似をする。そうできれば一番良いのですが、トレランは普段急な坂道を走っていないとすぐには走れないです。もっと練習しなくちゃ。

昨年は雨のため走ることができなかった袴岳(1135m)に向かいます。普通の山とは違い、登り下りを3回ほど繰り返す、そう、意地悪な山なのです(笑)。ここで頑張れば、後半余裕が持てると思い必死に足を動かしていきました。そう機械のように、、、でも すでに30km近くをハイペースで走っているし、上りだしでうまく走ることができません。しかしお腹の調子も良いし、暑いと予想していたのに風があり汗もそんなに掻かずに走っていることにきずきました。足は辛いけど体が走りたがっている!とにかく前に進みました。そして袴岳頂上へつきます。そこからは下り基調です。

第4エイドステーション(31km)



コーラやMAGMAをとり、なるべく長居しないようにすぐに最後の山である毛無山(1022m)へ向かいます。ここまで2つの大きな山を超えているためすでに足に疲れが溜まり、股関節の痛みも酷くなってきました。
shotzでエネルギー補給とカフェインを同時に摂取しました。1時間弱に一つのshotzエナジージェルをとっていましたが急に足が動かなくなる場面がここまでで3回ほどありました。走っている時にはきずきませんでしたが、ハンガーノックと言われる低血糖状態になっていました。予定タイムより早いスピードで走っているので消費カロリーも計算を上回っていました。そして最後のエイドステーションへ向かって踏ん張ります、、、
ここからゴールまでが遠い、、、

後編につづきます。

信越五岳トレイルランニングレース、一昨年前に初出場してから今年で3度目の挑戦です。
今年は大会初の100mile(160km)カテゴリーもできました。

僕が挑戦したのは、100mile。100mileカテゴリーに出場する(エントリー条件)為には、過去3年以内に100km以上のトレイルランニングレースを2回以上の完走歴している必要があります。
僕の完走歴は、
・2015年の信越五岳トレイルランニングレース(110km)
・2016年の信越五岳トレイルランニングレース(104km)
・2017年のニュージーランドTarawera Ultra Marathon(102km)
と、3回100km以上のレースを完走していますので条件はクリアー、6月に無事エントリーできました。

また今年は、BEACH葉山で赤倉エイドの運営を担わせていただきました。
会員の方を中心に12名がボランティア参加してくださいました。
早朝2時から16時過ぎまでの業務、本当にありがとうございました。
<赤倉エイドの写真>



今回100mileのコースは、こんな感じです。


ただし今年は台風18号の影響で、黒姫までの102kmに短縮されたコースです。
制限時間も32時間から20時間へ短縮です。


スタートから斑尾山を越えて、2ヶ所目のエイド「バンフ」3ヶ所目のエイド「赤倉」
その先の袴岳を関川の熊坂方面へ降るまでの道は、昨年までの大会や試走で走ったことのあるルートでしたが、このレースはナイトスタート。
夜の山は風景が一変していました。
<スタート地点の写真>





スタート時点での気温はおそらく10℃前後、動いていないと手袋が欲しいほどの冷え込みです。
でも走り始めてすぐに、フーディニ(ウィンドブレーカー)は脱ぎ手袋も外します。さほど心拍を上げていない状態で身体が温かいのは良い調子の前兆。

<エイド「バンフ」>
 
この大会は、サポートエイドが指定されておりそこでは仲間からのサポートが許されます。
バンフでは、shotz電解水とshotzジェルを受け取ります。
ヒロトから『カフェイン入りのshotzは?』と聞かれる。
『カフェインはまだいいかなぁ』と受け取りませんでしたが、ここで受け取っていればと後ほど本当に後悔します。いつものレースならカフェイン入りのshotzを御守り代りに1本は持って行くのに、今回は100mile、後半はキツくなるからそれまでカフェインは我慢しようと思い、持たずにスタートしていました。102kmに短縮されたのに頭がちゃんと整理されてない!

夜通し山の中を走るのは、初めての経験です。
走り始めて暫くは、周りに人も大勢いるので灯りも十分あるのですが、「バンフ」を過ぎた辺りからは、山中独りの時間帯が多くなります。
真っ暗な闇の中、自分が照らすヘッドライトの光だけを頼りに黙々と走る。
辛さも不安もなく、気持ち良く走っていられる自分に気づく。
登りも調子よく前方を走る人は、後方へ消えて行きます。そんな気持ちの良い時間がずうっと続けばいいのですが、リラックスランのせいか段々と睡魔を感じ始めました。
37km地点の赤池エイドでは、早々にコカコーラを飲んでしまいました。
コーラはカフェインと多くの糖分を含んでいるので、飲むと一気に元気が出ます。
レース中はアドレナリンも出ているのでインスリンショックにもなり難いと、Dr.彦井の栄養補給講座で学んでからは、レース後半shotzカフェインジェルを取るタイミング以降は、積極的に手を出しているのですが、こんなに早くお世話になるとは思いませんでした。
レース前1ヶ月は、カフェインを一切取らないカフェイン抜きを実施しているので、久しぶりにカラダに入るカフェインの効果は抜群のハズ。でも、長続きしない。
実は、コーラに含まれるカフェイン量は、100g当たり8mg。一方shotzカフェインには、45g当たりに80mg含まれているので、コーラ一杯で採れるカフェインでは足らないんですねー。

袴岳を越えて関川の長い下りでまたまた睡魔がやって来ます。カフェイン入りのshotzジェルが欲しい。次のサポートエイドの「アパリゾート」までまだ10数キロはある。そこまでもつかな。眠いなー。この下りが終われば確かエイドがあるから、またそこでコーラを飲むか、そんなことを考えながら頭を叩き、周りに人が居ないので大声を出したりしながら進みます。
長い下りも終わり、関川沿いの道に入る。そろそろエイドがあるハズだけど全くその気配が感じられない。『この先右の登りです!』誘導するボランティアの方に『エイドまでどのくらいですか?』と尋ねると『約9kmです!』。えっ!それって、「アパ」じゃん!手持ちの高低表を見ると「赤池」と「アパ」の間にエイドはありません!110kmコースの「熊坂エイド」に100mileも寄るものだと思い込んで居たようです。眠さに加えて集中力もキレそう。
コースもキツイ登りのはじまりです。

<キツイ登りの昼間の風景>
ここから辛い登りが続きました。


登って上って、走れるところは走る。走っている方が楽に感じる。
やっぱり、普通の精神状態じゃないのかも。
それにしてもキツイ。登るスピードも遅すぎる。いつまで続くんだろうこの登りは。
早くヒロトと合流したい。。。

<アパリゾート>

ようやくアパ56km地点。
登りでエネルギー不足を痛いほど感じて居たので、サポートみのりに用意してもらっていた冷やし甘酒を2本がぶ飲みです!

イスを用意してくれていた嬉しいんけど、座っていると根が生えちゃうので長居は禁物です。


それでも、トイレへ行ったり着替えたりで10分そこそこ滞在してました。
この時は知りませんでしたが、アパ地点の出発で100位辺りを走って居たようです。

エイドを出て早々にshotzカフェインを投入です。糖質いっぱい、カフェインでシャッキリ!
ここから先はペーサーのヒロトと一緒で、安心感も一杯。
走る速さ、現在地、この先降るのか登るのか、次のエイドまでの距離や今何時ー?と何から何までペーサー頼り。
暗がりの中で、時計を見るのもストレスだったので本当に助かる。
写真くらいは俺が撮るね。

なんかブレたかも、ヘッドライトを消してもう一度。

やっぱブレてる。そもそも眼の焦点が合ってないんです
夜通し走った疲れで歳のせいでないと思い込み、先を急ぎます。
夜が明けてくるとまたまた睡魔が襲って来ました。ヒロトが引っ張ってくれている安心感も眠さに繋がっているのかも。『ヒロト、次のエイド(妙高青年自然の家)に着いたら、3分だけ眠らせて』

<エイド妙高青年自然の家>

『3分で起こして』と言った瞬間に落ちて居たそうです。
気付いたのは、誰かに揺すられ『寒いの?暑いの?』何だ!?なんだ?!
どうやら、救護班のスタッフさんが倒れた選手と勘違いして寝ている僕を揺すっているのです。
ヒロトは寝落ちた僕を見届けて、エイドのバナナを食べに行っていた瞬間。
『大丈夫、寝てただけです。』
2分足らずの睡眠でしたが、先を急げとのお告げで?そのまま出発します。


少し横になったので、頭は随分とスッキリしました。
この先の難所は、藤巻山と赤倉スキー場。藤巻山は試走していたので、気分は楽です。
既にあたりも明るいし、一度通ったことのある道は脳が覚えているので短く感じます。
<藤巻山へのシングルトラ

フレッシュな状態なら極上のトレイル。
山頂ヘはすんなり到着、700mほどの下りを一気に降りるとまたまたゲレンデの登りが待ってます。
でもこの後の赤倉スキー場の登りは、其の比では無かったのです。


高低表で見ても相当登らされるのが分かります。
それにしてもキツかった。この登りをやっつければ、BEACHエイドの「赤倉」だ!と歯を食いしばること数時間。ヒロトの肩を借りて急登の途中でなんども休ませてもらう。

なんども続く登りの最後は、チャンピオンゲレンデ。
下から急登具合が見えて、本当に辛い。。

下界方面ばかりに目が行きます。が、皆の居る「赤倉エイド」を目指し頑張ります。
登った後の急なゲレンデ降りも脚への負担が相当です。



<赤倉エイド89km地点>
ようやく到着です。エイド手前でBEACHスタッフの皆さんにご挨拶!
皆んなに逢えて、本当に嬉しかった。


きついーって言ってますね、きっと。



赤倉エイドでBEACH会員の皆さんから元気をもらいあとは、ゴールへラストスパートです。



妙高山の自然水、うまかった!


関川沿い 私設エイドのある親水広場へ


地震滝橋を渡り、ゴールまで残り7kmとのこと。
会員のお子さんが、並走して撮ってくれました。哲平くんありがとう!
ここから先は、ヒロトも一緒に試走した区間。踏ん張りどころも分かっている。
ラスト3kmのトレイルはしっかり走ろう!



ゴール後、大会プロデューサーの石川弘樹さんに出迎えていただきました。
『どうですか、この先60km、100mileは違うでしょう?』
仰る通りです。今回つくづく感じさせられたことは、100mileは100kmの延長ではないということ。
でも信越五岳のこのコースで100mileを走ってみたいとより強く思いました。

BEACH代表 カズ


こんにちは。スタッフの伊藤です。
夏らしく暑い日が続いていますが、みなさんは夏バテ対策を何かしていますか?僕は食欲がなくなることはあまりないのでとにかくビタミンやミネラルを多く含む食材を食べるように心がけています。夏でも生姜や、体を冷やす効果のある豆腐でタンパク質をとります。きな粉や、海藻類は塩分を排出するカリウムも含まれています。なんと、カリウムには筋肉の動きをよくする効果もあるそうです!!もちろん、むくみ解消にもオススメですよ!
飲み物で言えば僕はお酒ではなく炭酸水を飲んでリフレッシュしています♬何かオススメの夏を乗り切る方法があればぜひ、教えてください。

7月16日に第6回三陸・雄勝・海の幸トレイルランニングNEXTに参加してきました。
この大会はレース前日に行われる前夜祭にお腹いっぱい、海の幸を堪能できます。
今年の参加者は150名と一般のトレイルランニングレースに比べれば少ないですがより、参加者の方々と仲良くお酒を飲むことができます。それも魅力の一つです。
さらに僕にとってこの大会は昨年3時間13分で優勝した思い入れのある大会です。気持ちも高ぶります。
昨年のブログ
今年は大会前日の15日(土)に各県を代表するトレイルランナーが15名ほど集まり、大会と同じコースを走り、記録を納める記録走に参加させていただくことになりました。

15日の朝3時、カズさんの運転で葉山を出発。

スカイツリーも綺麗に見えました。(カズさん、朝早くから運転ありがとうございます。)
僕はすっかり寝ていました、、、

カズさん、ごめんなさい。
会場に向かう途中に通る福島、宮城は東日本大震災の影響で、現在も放射能測定器がありました。

車では通れるところも、二輪車などの肌を出してはいけない区域もありました。復興は進んでいましたが、まだまだ復興に支援していきたいと思います。(僕にもできることは何かあるはず。)

12時スタートの記録走に間に合うように早目に会場に着きました。

記録走参加者の方々が集まり、記念撮影。トレラン界で自撮りで有名な古谷さんは撮影スタッフとして参加していました。古谷さんYouTube(今後、記録走の様子がアップされるそうです。見逃せません。)
参加者のほとんどがプロとして活躍している選手です。各レースで優勝を何度かしている方も多くいました。顔を見るだけでとっても緊張します。記録走前、本大会プロデューサーの石川弘樹さんから驚くべきコメントがありました。前日にコース確認で走った時に持っていた水を途中で飲み干してしまったというのです。国内をはじめ、海外など数多くのレースを経験している弘樹さんが途中で水がなくなってしまうほど飲んでしまう。そう、暑いのです、、、とにかく水は多めに持って行こう!水を補充できるエイドステーションも急遽2箇所設置していただきました。
そして1ℓのショッツ(エレクトロパウダー)入りのドリンクを持ち、記録走スタートです。3名ずつ5分おきにスタートするウェーブスタートで始まりました。

僕は2番のグループでスタートしました。
昨年も経験しているこのコースは最初の登りがとにかく急で辛い。しかし、前を走るランナーが歩かない、、、僕は必死に着いていきました。汗はずーっと垂れ流れ、太もも、ふくらはぎの汗で靴下がびちょびちょになっていました。集中力がきれ、途中でリタイアを考えました。しかし、朝早くからカズさんは自分の為に運転して来てくれたのだから走り切ろう!と後半は無理をしないペースで走り、急な登りは歩き、とにかく進み続けました。

今回も無理に笑顔を作っていました、、、

第2エイドではカズさんが待っててくれました。
この時点ですでに後からスタートしたランナーに抜かれ続けていました。こんなにしんどいコースだったけ?と何度も思いました。そしてようやくゴールが見えて来ました。最後の下りも油断できない急な下り坂です。記録走のタイムは3時間42分。遅い、そう思いました。こんなに早いランナーと一緒に走ると1時間以上の差をつけられてしまいました。悔しい気持ちでいっぱいですが、気持ちを切り替えて明日走る大会に向けてストレッチや海でアイシングを念入りに行いました。


前夜祭では明日のレースに向けてとにかくいっぱい食べました。

このように各テーブルで座って食べます♫

今年も大西さんがスタッフとしてサポートしてくれました。

本大会の代表、山本さんが会場を盛り上げます!!

そしてお昼に行った記録走で撮影した動画をここで流して頂きました。
酔っ払っている方がとにかく多く、すごくフレンドリーに話しかけていただいたり、ご飯も各テーブルに運んで来てくれました。
お腹いっぱい食べたあとは昨年宿泊した宿で泊まりました。

〜大会当日〜

朝、スタート地点の葉山神社に向かいます。
昨日の記録走で走ったコースをまた走るとなるとモチベーションを切らさないように最初はマイペースで、心拍を175まで上がらないように走ると決めました。疲れはもちろんありましたが、筋肉痛はお尻と太ももだけでした。海でのアイシング効きました。
スタート会場に着くと今日も走るの?と昨日記録走で走った方に言われました。みんなスタッフとして走るペーサー係でした。本気で走るのは僕だけでした、、、でも走るからには全力で走ります!!

ラッキーカラーの赤ではなく、今回は水色で勝負。

スタート前に石川弘樹さんが話しかけてくれました。緊張はあまりせずにスタートできました。

カズさんは新しいザックで参戦し、スタート直後5km付近まで先頭で走っていました。
僕は前方でスタートしたにも関わらず、渋滞に捕まってしまいました。

しかし、慌てずにいつか抜けるチャンスが来るはず!と思いながらとにかく最初の辛い登りは、心拍をあげずに行きました。徐々に順位をあげ、3番目の位置でカズさんに追いつき、順位を確認、先頭に出た選手に着いていきました。そして第2エイドステーションはトップで通過します。

スタッフの皆さん暑い中、ありがとうございます。
水を補充し、2分ほどで出発!

今回もショッツでエネルギーチャージ。
先頭を走っていると気分が上がりますし、2連覇も見えて来たので最後の下り坂もペースをあげました。そして、ゴールの瞬間が訪れます!!最後の最後で水が無くなってしまいましたが、ゴール地点からアナウンスが聞こえ始めたのでもうすぐだ!と思いながら安心して走れました。

海に飛び込みゴール!!
2連覇達成できました。タイムは3時間20分。昨日の記録走を終えて気持ちを切り替えられたことでモチベーションを切らさずに走れました。昨年タイムより7分遅れてしまいましたが、2日目でこのタイムに今は満足します。足がガタガタになってしまいましたが、昨年より足の筋力、体力、精神面でも成長できていると実感しました。とにかく2連覇達成できてよかったです。来年は3時間切れるように練習していきます。
大会スタッフの皆様。そして代表の山本さん、美味しい海の幸。暑い中応援していただき、ありがとうございました。来年は3連覇目指します!!

来年は僕達と一緒に三陸・雄勝・海の幸トレイルランニングNEXTに参加してみませんか。
こんにちは。スタッフの伊藤です。
暑くなるこの時期はトレイルでよくアオダイショウを見かけるようになりました。夏に向けて動物たちも活発ですね。蛇は体をくねくねさせて進みますが、人は体をくねくねさせては早く走れません。しかし体の柔軟性はとっても大切だと考えています。柔軟性は、怪我をしにくく可動域も広くしてくれるといいことばかりです。歩く時に大股で歩ければ消費カロリーも高くなりますよね。
僕は練習していて、特にスピードを出して走りたいときにいつもこう思います。『腕の振りは楽に大きく、足の歩幅も広く、もう少し前に出せたらどれだけ早く走れるか』と。高校時代に陸上部で中距離選手だった僕はスピードを出して走ることが得意でしたが、ストレッチを怠っていたために体がとにかく硬かったです、、、BEACHでインストラクターとしてトレイルランニング、他にSUPやTRXなど様々なスポーツを仕事にしてから、だいぶ柔軟性も上がりましたがまだ硬い、もっと体の可動域を広げられると思います。これからのシーズンは可動域を広げるトレーニングや勉強に励みたいと思います。

あの長〜い奥三河パワートレイルから一ヶ月が経ち、6月3日(土)に「Montrail Togakushi Mountain trail 相馬剛CUP」に出場してきました。「相馬剛CUP」とは、2014年にマッターホルン登山中に遭難してから2年が経つこの大会の第一回チャンピオンの相馬剛さんを想い、彼との思い出を振り返る大会です。この大会の為にライバル、そしてトレラン仲間でもある日本代表として海外レースにも出場する選手達が大勢集まりました。招待選手の数は10人近く。BEACHからもスタッフ3名、会員さん7名の10名が参加、応援に立ち寄ってくれた会員さんもおります。
レースは10kmのショートコースと20kmのロングコースがありますが、BEACHメンバーは全員20kmに挑みます。
トレイルランニングの大会では20kmという距離はスピードレースになります。僕の大好きなアップダウンも前半にあり、最初の5kmでガツンと登りそのあとは比較的走りやすいコースです。累積標高は1000mほどあります。行きの車で作戦を考えながら長野の山(八ヶ岳)を見ていました。まだ雪が残っていてとっても綺麗です。戸隠まで今回もカズさんの運転です。


会場に着くと本大会プロデューサーの山田琢也選手をはじめ招待選手が既に大勢集まっていました。緊張感もなく、笑顔で話していたのが印象的。
一方、受付を早めに済ませた僕は、緊張感がさらに高まります。
緊張感を解す為にもウォーミングアップを長い時間行いました。


スタート&ゴール地点で記念撮影。


スタート前、相馬剛さんとの思い出を語る招待選手達。相馬剛さんがどれだけのランナーに愛されていたのかが分かります。

予定より10分遅れて13時10分のスタートになり、前方の方でスタート合図を待ちます。
みのりさんが撮ってくれた、スタート前のシーン。緊張感は笑顔で隠す!


招待選手が先頭にラインアップ、そのすぐ後ろを追いかけるように僕も前方でスタートしました。一斉に飛び出す参加者をくぐり抜けて、先頭集団につきますがとにかくみんな速いっ!

僕の正常時の心拍は44なのにスタートしてから1km程でなんと180を超えていました!
このままだと確実にペースダウンする。(最終的に最大心拍189まであがりました)さらに、足に乳酸が溜まり脚を攣るかもしれないという不安も出て来ます。でも2時間切りを目指していたので「そんなことは関係ない。後半は潰れてもいいからとにかくおもいっきり走ろう!」と、心拍数は気にせずに走り続けました。
”ヤマケン”の愛称で知られている山本健一さんは僕のすぐ後ろにいましたがあっと言う間に抜かれました。後ろから走り方を見て学ぶことがたくさんあります。腕振りやフォーム、脚の置く位置、抜かれることは分かっていましたがプロの前を走るのは緊張しますねー。とてもいい経験です。

コース上のピーク(最高標高地点)瑪瑙山(標高1748m)は5km地点にあり、スキー場のゲレンデを登って行きます。前方を走っているプロ選手達が山頂近くに見える。走ったり歩いたりしながら、あっという間に瑪瑙山山頂に着きます。登りで順位を落とさないように必死に先頭集団についていきました。ここからはゲレンデを一気に下って行くのですが、急な斜面は脚への負担も大きい。内臓も揺られお腹が痛くなります。でも急な坂道を走る練習をしてきたので下り坂は得意、今回下り坂で抜かれることは一度もなかったです。
第1エイドステーションには寄らずに、次の第2エイドまで1時間20分で走れれば2時間を切れると思いスタートから順調に飛ばして行きました。エイドに寄らない代わりにショッツを摂り、糖質補給。第2エイドの通過タイムは1時間27分。予定より遅れていましたが焦らずにペースを落とさず走りつづけようと思い、リラックスしながら残り6km、ゴールを目指します。

すぐ前を走る人は少しの上り坂や川を飛び越える時でさえ、とにかく歩かない。見えているのに距離をなかなか縮められずにそのまま見えなくなるまで離されてしまいました。滑りそうな岩をうまくかわしたり、飛び越えるテクニックも課題の一つでもある身体の柔軟性が必要になってきます。ラスト5kmは地味な登りと林道の下り坂で、比較的走りやすかったですが、前半からスピードを出して走っていた為に辛く感じました。少しの距離ですがついつい歩いてしまう場面も多くなっていました。久しぶりに股関節も痛くなり、集中力も切れてきます。ここ一番という時に効くのがカフェインです。奥三河でのカフェインのとり方を見直して今回はShotzのカフェイン入りを摂取。カフェインを効かせながらゴールまで残り2km、あえて時計は見ずに戸隠キャンプ場の横を通り、ゴールまで1kmを切りました。
最後はアスファルトの登り坂。最後の最後まで楽をさせてはくれないコースです。最後の力を出し切ってようやくゴール!気になる時間は2時間3分4秒。悔しい!!!ゴール直後、率直にそう思いました。
しかしBEACHに入社した時から比べれば確実に早くなっていると実感しました。それと同時に2時間切りの壁は厚いとも思いました。ここで頭をよぎったのが平地での一歩のストライド、岩場を飛び越えられる柔軟性がさらに必要だな〜と。結果は全体で19位。29歳以下の部門で3位でした。今の結果に満足はしていません!来年は2時間切りを目指して練習していきます。

ゴール後すぐにゴール横の第2エイドにみのりさんが来ました!
余裕の笑顔です!


それからすぐにカズさんがゴールへ走ってきました。

ラストスパートは大接戦でした!!カズさんは2時間21分!40歳代で15位です。トレイルランニングの大会は経験を多く積んでいる選手が強く、40歳代は特に速い選手が多いです。

カズさんがゴールしてからふたりでみんなの帰りを待ちます。アップダウンが激しいこのコースは足にダメージがかかる為、途中で足を攣りそうになったり、後半は足を引きずる選手が多くなっていました、、、平尾台トレイルランニングレースに出場した斉藤さん、奥三河パワートレイルに出場した花澤さんも笑顔でゴール!


斑尾高原トレイルランニングレースに出場した反田さんはラストスパートが凄かった。
ゴール寸前で、寮長(大塚さん)をかわしてガッツポーズ!


ソリさん抜かれた大塚さんも足に違和感を抱えていたとのことですが、笑顔でゴール!


みのりさんも最後の最後で足が攣りそうになってしまいましたが無事にゴールしました。「3時間切りたかったー」悔しそうに一言。3時間7分で年代別7位です!


麻子さんもラストスパート!一番辛いゴール前、横で一緒に走りました。


宗宮さん夫婦も最初から最後まで仲良く一緒に走って無事完走です!チナさんは前回出場した時は4時間かかったそうですが、ユウイチさんのサポートもあり今回は4時間を切ってのゴール!15分以上の短縮。凄いです!!


BEACHメンバー全員完走しました!!!ゴール地点にある相馬剛さん宛に書かれた招待選手達からのメッセージが心に残ります。僕も一度相馬剛さんにお会いしたかったです。

29歳以下部門で3位表彰されました!!

表彰式の後は温泉へ。ゆっくり体を温めてから日帰り組は長野駅で夕ご飯。
キャンプで後泊メンバー3人は戸隠キャンプ場へ。

ここからまた、カズさんの運転で葉山まで帰ります。カズさん、運転お疲れ様でした。(葉山に着いたのは夜中の1時前でした)
奥三河は無理に笑顔を作って走っていましたが、戸隠のコースは小川がすぐ横に流れている林道や川を横断したりと走っていても涼しくて気持ちよく感じられる走りやすいコースでした。僕も柔軟性や走り方など大会に出場するたびに課題を見つけて成長できていると感じます。会員さんも無事に完走し、プログラムからもっとトレイルランニングを盛り上げて行きたいと思います。初めてトレイルランニングのレースに参加する人も多いこの大会は10kmのショートコースもあります。
皆さんもぜひ、トレイルランニングレースに挑戦してみませんか?!
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