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2008年の夏、BEACHでトレランプログラムが始まった際、当時の3人のインストラクターでどのようなプログラムにしていくか何度も話し合いを重ねました。その時合意したことは、それぞれのインストラクターの個性を尊重したプログラムを提供しつつ、「ライフスタイルとしていくつになっても楽しめるトレイルランニングを提案して行くこと」。それが共有する精神となりました。合言葉は「FUN RUN」。

「アウトドアフィットネス」という言葉を生み出した葉山とBEACHの風土に一番フィットする言葉です。今もその精神は変わっていません。ランニングというと、日本では体育教育の名残りからか「全力で走らなければならない」「きつい」「つらい」といったマイナスイメージが付きまといがちです。でも、本来走ることは人間が持っている自然な欲求の一つです。子供が良く走るのはそこに楽しさや心地良さがあるからです。大人もそれは同じです。走り方とメンテナンスの仕方をマスターすれば、これほど手軽で心地良いスポーツはありません。10分走るだけでもそれは実感できます。私は旅に行く際は必ずランニングシューズをバッグに入れ、ちょっとでも旅先を走ります。その土地を自分の足で走ることで、旅の思い出が何倍にも増します。夏の八甲田、秋の京都、etc…最高のトレイルでした。

では、そもそも個人スポーツであるランニングをたくさんの人と走る意味はなんでしょうか。私は「非日常体験」と「その体験を共有できる仲間の存在」だと思います。それを手に入れた時、走ることはその人にとってかけがいのない「生活の一部」となるのでしょう。BEACHはそれができる場所。プログラムでもビギナー・アドバンスといった区分けはあるものの、基本的に参加者について特に制限はつけていません。年齢・性別・職業はもちろん走りのレベルも様々な方が一緒に走ります。というのも、たくさんの人と一緒に楽しく走り、その体験を共有して頂くことを重視しているからです。雑誌やテレビではとかくマラソンなどレースのことばかりクローズアップされ、「より速く」「より長く」走ることに価値観が置かれがちですが、走りのスタイルは人それぞれ。走るペースも違えば走ることに割ける時間もそれぞれです。皆さんもBEACHで心地よい自分にあった走りを見つけ、走りのスタイルをカスタマイズしていって頂ければ幸いです。

葉山近辺には野趣溢れる様々なトレイルがあります。明るく眺めの良いなだらかな稜線、落ち葉の敷き詰められたふかふかのトレイル、四方を山に囲まれた静かで深い谷の底、里山の奥からやがて一本の川となる清流。四季折々、自然が見せてくれる表情は荒々しさと優しさが混在し、走る度に発見があります。皆さんもトレイルを走るときはぜひ精神を解放し、周りの風景や音を感じてみて下さい。もしかしたらそこにあなたの人生を変える何かがあるかもしれません。

トレイルランニング/BEACHインストラクター芳賀さんより
(BEACHメールマガジンより抜粋)





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